よね子さんdiary

94歳義母と47歳私の笑介護日記

よね子さんのこと

よね子さんは、大正13年子年生まれ。

父は左官屋の親方杢乃進さん。母は美しいと評判の妻よねさんの第五子として生を受けた。

よね子さんの両親ともに子年で、母の両親は子年の我が子が一生食べるに困らないように、よねと名付けたそうで、その流れで、よね子さんはよね子と名付けられた。

後日、よね子さんは私に「第五子で、女は三人目の末っ子。適当につけたに違いない」などといった事を話していたが、私は違うと思った。

杢乃進さんは、子年に生まれた娘に、美しく聡明で自分にとって最愛の妻よねの様な

女性になってほしいという願いを込めて、よね子と名付けたのだと私はそう思った。

そんな左官屋の親方のお嬢様として育ったよね子、御年94歳と

よね子の一人息子であるA男の妻、私、百佑のよね子との毎日やよね子に聞いた

昔ばなしなどを日々綴っていこうと思います。

よろしくお願いします。